フーコック旅行中、多くの人が一度はこう思います。
「Vinpearlって何?」
「VinWonders、VinBus、VinFast…なんで全部Vinなの?」
「これ全部同じ会社なの?」
結論から言うと、かなりの割合で“同じグループ”です。
その正体は、ベトナム最大級の民間企業グループ「Vingroup(ビングループ)」。
そして創業者のファム・ニャット・ヴオン氏は、ベトナムを代表する大富豪として知られています。
しかもこの人物、最初の成功はベトナムではなく「ウクライナの即席麺ビジネス」でした。
フーコックでは、
- VinWonders
- Vinpearl
- VinBus
- VinFast
- VinHolidays
- Vincom
など、もはや「Vinだらけ」状態。
最初は「スポンサーなのかな?」くらいに思いますが、数日いると、
「いや、これ街ごと作ってない?」
という感覚になってきます。
そもそも「Vin」とは何なのか?
ざっくり言うと、「Vin」はVingroup系ブランドの共通名称です。
日本で例えると、
- 三井
- 三菱
- イオン
- トヨタ
- ソフトバンク
を全部混ぜたような存在感。
しかもそれが、今まさに急成長中のベトナムで起きています。
だから旅行中でも異様に目に入るんです。
フーコック北部はほぼ「Vingroupワールド」
フーコック北部を思い浮かべてみてください。
- VinWonders
- Vinpearl Safari
- Grand World
- Vinpearl Resort
- VinHolidays
- VinBus
かなりの部分がVingroup関連です。
つまり北部エリアは、
「巨大企業がゼロから観光都市を作ったエリア」
と言ってもかなり近い。
しかも規模が本当に大きい。
Vingroupグループ全体では、数万人規模の従業員を抱えていると言われています。
ホテル、テーマパーク、ショッピングモール、病院、学校、自動車、EVタクシーまで含めると、
「どこまでがVinなのか途中でわからなくなる」
という状態になります。
実際、フーコック北部で数日過ごすと、
「朝はVinBus、昼はVinWonders、夜はVin系ホテル」
みたいな“フルVin生活”になることも普通にあります。
創業者ファム・ニャット・ヴオンとは何者?
ここからがかなり面白いです。
現在ベトナム最大級の富豪として知られるファム・ニャット・ヴオン氏。
しかし最初から財閥だったわけではありません。
むしろスタートはかなり異色。
彼は旧ソ連時代にモスクワ留学を経験し、その後ウクライナへ渡ります。
そして1990年代、ウクライナで始めたのが——
即席麺ビジネス。
しかもこれが爆発的にヒット。
ブランド名は「Mivina」。
旧ソ連圏では、安くて保存できて手軽な食品需要が急増していました。
そこへアジア式インスタント麺を投入。
結果、大成功。
その後、ネスレへ事業売却。
そこで得た巨額資金をもとに、ベトナムへ本格進出します。
つまり、
「即席麺で成功した男が、後にベトナム最大級の財閥を作った」
という、かなり漫画みたいな経歴です。
Vingroupの規模感が想像以上だった
ここ、旅行者からするとかなり驚くポイントです。
Vingroupは単なるホテル会社ではありません。
事業領域は、
- 不動産
- リゾート
- テーマパーク
- 病院
- 学校
- ショッピングモール
- EV自動車
- 電動バイク
- EVタクシー
- バス
など超巨大。
特に有名なのが、
- Vinhomes(不動産)
- Vincom(商業施設)
- Vinpearl(ホテル)
- VinFast(EV)
です。
ベトナムの都市部に行くと、Vincomはかなりの確率で見かけます。
感覚としては、
「とりあえず困ったらイオン行く」
みたいな立ち位置に近い。
しかもVingroupの企業価値は、日本円換算で数兆円規模で語られることもあります。
創業者ファム・ニャット・ヴオン氏も、フォーブス系ランキングでは長年ベトナム首位級。
日本で比較するなら、
- 孫正義氏
- 柳井正氏
- 三木谷浩史氏
あたりを連想すると規模感がイメージしやすいかもしれません。
ただ、街への浸透度はかなり独特。
日本で例えるなら、
「新幹線降りたら全部イオン系列だった」
くらいのインパクトがあります。
VinFastは「ベトナムのトヨタ」を本気で目指している
最近特に存在感が増しているのが「VinFast」。
Vingroup系のEVメーカーです。
しかも本気度がかなり高い。
アメリカ市場にも進出し、NASDAQ上場でも話題になりました。
ベトナム現地では、
- EVタクシー
- 電動バイク
- EVバス
が急速に増えています。
旅行中に緑色のタクシーを見たら、かなりの確率でVinFast関連です。
しかもこれ、単なる「新しい会社」ではなく、
「ベトナムが世界に挑戦している象徴」
みたいな空気があります。
なぜフーコックでここまで強いのか?
理由はかなりシンプルです。
フーコックは、
- まだ新しい観光地
- 大規模開発の余地が大きかった
- 国として観光開発を強化したかった
という条件が揃っていました。
つまりVingroupにとっては、
「ゼロから理想の巨大リゾートを作れる場所」
だったんです。
だから北部へ行くと、急に街並みが変わります。
道路が広い。
建物が巨大。
夜はやたら派手。
そして無料バスまである。
初めて行くと、
「テーマパークの敷地から出られなくなった?」
みたいな感覚になることもあります。

でもベトナム人の反応は意外と複雑
面白いのはここです。
ベトナム人もVingroupをかなり意識しています。
ただし感情は様々。
- 「すごい」
- 「便利」
- 「ベトナムの誇り」
- 「国家レベル」
という声もあれば、
- 「どこ行ってもVinだな…」
- 「価格はちょっと高い」
- 「巨大化しすぎでは?」
という声もあります。
これは日本の巨大企業に対する感覚と少し似ています。
この背景を知るとフーコック旅行がちょっと面白くなる
Grand Worldを歩いていても、
「派手だな」
だけで終わらず、
「ベトナムの巨大資本が作った新時代リゾートなんだな」
が見えてきます。
VinBusに乗っていても、
「無料で便利!」
だけでなく、
「観光導線までグループで設計してるのか」
となる。
こういう“国の成長の熱量”を感じられるのが、ベトナム旅行の面白さでもあります。

まとめ|「Vin〜」は今のベトナムそのものかもしれない
フーコックで大量に見かける「Vin〜」。
最初は単なるホテルブランドくらいに思うかもしれません。
でも背景を知ると、
「今のベトナムそのもの」
が見えてきます。
急成長する経済。
巨大都市開発。
EV化。
観光産業への投資。
そして“ベトナム企業が世界へ出ていこうとしている空気”。
その中心にいる存在のひとつがVingroupです。
次にフーコックでVinBusを見かけたら、
「あ、またVinだ」
で終わらず、
「今のベトナムを象徴する会社なんだな」
と思うと、旅が少し違って見えるかもしれません。
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